Sweet dreams,

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映画、音楽、好きなものに関するあれこれ

Cat Powerキャットパワー カバー曲・コラボ作も豊富なシンガーソングライター

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前回の記事でオリジナルアルバムを紹介(Cat Power キャット・パワーの話〜ゆるくアルバム紹介〜 - Sweet dreams,)したキャットパワーですが、実はカバーアルバムを2枚も出しています。アルバム単位で2枚、というのはちょっと珍しい。

ソロの作品を出す合間に、息抜きと実験的な意味合いを兼ねて作っていたみたいですが、結構いい曲も多いので、紹介したいと思います。

 

カバー曲のがひょっとしたら有名かも

キャットパワーのカバー曲は、サントラやドラマの挿入歌で使われたりしているも多く、ともすると、単体ではオリジナル曲よりよく知られているものもあるかもしれません。

彼女のカバー曲は、とにかくアレンジが強い。完全に「私の解釈で歌ったらこうなりました」風で、一聴するだけでは判別できないこともザラです。

なので客観的に見てオマージュ作品ではなく、もはや古すぎて皆が聴かない曲を蘇らせるって側面が大きいかと思います。実際、カバーに選ばれている曲は、ディランにローリングストーンズ、ジャニス・ジョプリンなどのロック・クラシックが多い。

 

ただ、おそらく一番よく有名なカバーは、90年代の曲が元ネタです。アルバム未収録の「Wonderwall」。

 

Wonderwall

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オリジナルはご存知、イギリスの眉毛兄弟の名曲。これが↓

 

 

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こうなる。暗い。オリジナルと違いすぎて、原曲への思い入れが強い人には受け入れられないかも。もっとも原曲も歌詞を聴けば決して明るい曲ではないですが。しかしギター1本で切々と歌い上げる姉御は、眉毛(弟)ばりに男前ですね。

  

Sea Of Love

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続いて、色んな人にカバーされてきた”Sea Of Love”。もともとは黒人のおニイちゃんのバラードでした。ンババババー♪

 

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映画「ジュノ」のサントラにも使われたカバー。ザ・ラブソング!って感じの曲調ですが、彼女も他人の曲だからこそ、屈託なく歌えるのかも。「会った日のこと、覚えてる?あのとき、あなたが私のペットだって確信した」って歌詞は女性が歌うとなんかイイですね。

  

 

Ramblin' (Wo)man

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原曲”Ramblin’ Man” はびっくりするレベルに古いカントリーの曲。砂ぼこりが見える。「I can settle down(↑)」って声が裏返るの、なんかもう隔世の感がありますね。

 

 

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カバーはこれ。タイトルも”Ramblin’ (Wo)man” と、女性バージョン。バンドアレンジが見事にハマってて、曲の精神性はそのままに、現代っ子が聴ける曲にした好例だと思います。一つのところに留まれない、根無し草な男の悲哀を歌った歌なんですが、彼女自身を重ねて歌ってるところも、多分にありそう。

 

あとはシナトラの”New York, New York”とか、ローリングストーンズの”Satisfaction” 、ジョニ・ミッチェルの"Blue"、ヴェルヴェット・アンダ=グラウンド の “I Found The Reason” のカバーが有名どころでしょうか。

カバーアルバムには、“The Covers Record “と、“Jukebox” の2枚がありますが、”The Covers Record “の方が、より削ぎ落としました!!って感じのギターとピアノ弾き語り曲ばっかりです。端的に言って地味です。もっと言えば、“The Covers Record “は彼女の初期の作風に近くて、”Jukebox”は、有名なバンドと一緒に作品を作ったりした後で、もう少し自由に楽しく作ったアルバムなのかな、という印象です。

 

おまけ:コラボ

カバーではないですが、キャットパワーはその独特の声からか、よくゲストボーカルに招かれています。エディー・ヴェダー、ベック、あたりはよく一緒に共演している。hiphop とか畑の違うアーティストとのコラボも割と多い。

 

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ハンサムボーイモデル学校、というおふざけ感満載のhiphop/プロデューサーデュオ。

気だるい声が曲にとっても合ってます。

 

 

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ちょっと意外な共演。どういう経緯で「キャットパワー呼ぼ」ってなったんだろう。

 

 

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こちらはバックコーラスですが。みんな大好きBeckのMorden Guilt。キャットパワーはこの曲と"Walls" のバックコーラスで参加しています。ベックの声と合わないわけがない。

 

ソロアルバムのニュースはないですが、ここ数年でもライブイベントでボブディランの息子と共演したり、こういうコラボはたまにしているようですね。